真説・四谷怪談

四ツ谷といえば四谷怪談
日本の怪談の代名詞的な作品ですね。
 
お岩さんが祀られている神社があることは知っていたのですが、なんとなく行かないようにしていましたw
 
しかし先日ふと調べてみると、とんでもないことが発覚!!
 
以下wikipediaより抜粋
岩の父、田宮又左衛門は徳川家康の入府とともに駿府から江戸に来た御家人であった。岩と、婿養子となった伊右衛門は仲のよい夫婦で、収入の乏しい生活を岩が奉公に出て支えていたという。岩が田宮神社を勧請したのち生活が上向いたと言われており、土地の住民の信仰の対象となった。
これが現在の田宮神社である。現在その向かいの陽運寺にもお岩は祀られている。
 
なんとお岩さんは信心深くて働き者のいい人だったのです!
幽霊どころか、商売繁盛の神様として祀られていたんですね~
 
じゃあどこで幽霊に?
 
以下wikipediaより
東海道四谷怪談』(とうかいどう よつやかいだん) は、四代目鶴屋南北作の歌舞伎狂言。全五幕。文政8年 (1825) 江戸中村座で初演された。
作者南北の代表的な生世話狂言であり、怪談狂言(夏狂言)。『仮名手本忠臣蔵』の世界を用いた外伝という体裁で書かれ、前述のお岩伝説に、不倫の男女が戸板に釘付けされ神田川に流されたという当時の話題や、砂村隠亡堀に心中者の死体が流れ着いたという話などが取り入れられた。
 
つまりお岩さんの死後200年ほど経った江戸後期の歌舞伎の作者、鶴屋南北が、当時流行していた怪談ものの歌舞伎の題材にしちゃったことでイメージが一変してしまったようなのです。
 
なんだ、いい人だったんだ~。安心して行けるな。
というわけで行って参りました。
 
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ほんとに住宅街のど真ん中、ほぼ向かい合って田宮神社(右)と陽運寺(左)はあります。
通りすがった地元の方と思われるおっちゃんが、鳥居の前で立ち止まってペコリとお辞儀してました。
 
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こちら田宮神社。お岩さんが熱心に信仰していた稲荷神社だそうです。
 
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都の旧跡に指定されていました。
 
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こちらは陽運寺。こちらも小さいながら立派な門と幟があり、熱心な信仰の対象のようです。
 
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・・・陽運「寺」という割にはどうみても稲荷神社なんですけど・・・まあいいか。
 
もう一度言います。
お岩さんはいい人です。