1月20日カルマンリペア日記②
さて、取り外したデスビをばらしてみましょう。
もはやバラバラマンと化しています。
まずはオレンジのキャップを外したところ。
本来ならローターという部品が入っているのですが、永井電子のUTI用の、違う形のローターが
入っています。
これがくるくる回って、点火のタイミングを計っています。
本来ならローターという部品が入っているのですが、永井電子のUTI用の、違う形のローターが
入っています。
これがくるくる回って、点火のタイミングを計っています。
上のローターを外して裏返してみたところ。
以前にショップでも指摘されていましたが、真円であるはずのローターが、若干ゆがんでいます。
といっても、これは大した悪影響は無いと思われます。
以前にショップでも指摘されていましたが、真円であるはずのローターが、若干ゆがんでいます。
といっても、これは大した悪影響は無いと思われます。
ローターを外した後の本体上部。
ごちゃっとしてますが、奥の方にポイントなどが見えます。
ごちゃっとしてますが、奥の方にポイントなどが見えます。
配線を通している穴のゴムブッシュが割れてしまっています。
もはや弾力は無く、古い輪ゴムのようにボロボロとくずれてしまいます。
もはや弾力は無く、古い輪ゴムのようにボロボロとくずれてしまいます。
UTIのセンサーを外します。
ようやくポイントが外せそうになってきました。
ようやくポイントが外せそうになってきました。
ポイントを外したところ。この配線も固くなってしまっています・・・
ポイントが外せました。
ようやくバキューム進角のダイアフラムが外せそうです。
ようやくバキューム進角のダイアフラムが外せそうです。
外したダイアフラム。
これが怪しい。
これが怪しい。
まずはガシガシと洗ってみます。
・・・元々は黒じゃなかったのか?
と、きれいになったところで、ダイアフラムのチェック。
ダイアフラムは中にゴムのシート?とバネが入っており、写真の黒いパイプから空気が吸い出される
ことによって、中のゴムシートが負圧でたわみ、裏側に出ているロッドを動かします。
ことによって、中のゴムシートが負圧でたわみ、裏側に出ているロッドを動かします。
この、中のゴムが破れていたりすると、パイプから空気を吸われても穴から空気が漏れてしまい、
ロッドが動かず、ダイアフラムとしての役目を果たしません。
ロッドが動かず、ダイアフラムとしての役目を果たしません。
そこで、パイプにホースをつなぎ、息を吹き込んで空気が漏れないか試してみます。
・・・思いっきり漏れています。
やはり予想通り、ダイアフラムが壊れていました。
これでは進角調整がされず、点火タイミングが狂ってしまいます。
これでは進角調整がされず、点火タイミングが狂ってしまいます。
加速時のもたつきの原因はここにあったのだと思われます。
車両購入時には気にならなかったので、元々劣化していたゴムが、走行している間に破れて
しまったのかもしれません。
しまったのかもしれません。
これでひとまず原因と思われる箇所は特定できたのですが、せっかくなので?さらに
ばらしてみましょう。
ばらしてみましょう。
ポイントが固定されていたプレートを外し・・・
ようやく底が見えてきました。
中に見えるごちゃごちゃしたのは、遠心力で進角を調整するためのオモリとカムですが、
さびついているようで、動きが渋いです。
これも不調の原因の一つかも。
中に見えるごちゃごちゃしたのは、遠心力で進角を調整するためのオモリとカムですが、
さびついているようで、動きが渋いです。
これも不調の原因の一つかも。
本体を洗ってみたところ、銀色のボディーが・・・
これも黒いのは全部汚れだったのですね・・・
これも黒いのは全部汚れだったのですね・・・
ぐは、ようやくここまでばらしました。
左にある汚い液体は、デスビについていた汚れです・・・こりゃひどい・・・
左にある汚い液体は、デスビについていた汚れです・・・こりゃひどい・・・
そして本体を洗っているときに出てきたコレ・・・
マニュアルで調べてみると、「繊維ワッシャー」なる、樹脂製のワッシャーです。
劣化して割れてしまっていたようです。
マニュアルで調べてみると、「繊維ワッシャー」なる、樹脂製のワッシャーです。
劣化して割れてしまっていたようです。
これも動きが渋かった原因の一つかも・・・
結論:とりあえず、デスビはあちこち壊れていた。 そのため進角調整がうまくいかず、加速時に点火タイミングがずれてもたついていたと思われる。
新しいデスビ、注文しとこっと・・・
おわり