1月20日カルマンリペア日記①

先週のキャブのオーバーホールでは改善されなかった不調・・・

めげずに原因調査に明け暮れます。

そして今回怪しいと目をつけたのは・・・


略してデスビ。
説明すると長くなるので簡単にまとめると、エンジンの点火をつかさどる装置。

空冷VWのエンジンは4気筒なので、バッテリーからの電気を1~4のシリンダーの
それぞれの点火プラグに流して、放電による火花で点火します。

これの調子が悪くなると、正しく点火されないので、エンジン不調になります。

このデスビの、負圧進角装置がおかしいような気がしてきたので、それを確認するため、
デスビをばらしてみます。

※負圧進角については説明がかなりめんどくさいので、パス。


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先週きれいにしたキャブがまぶしい、エンジンルーム。
逆に言えばキャブ以外は汚いということですが・・・

そのキャブの左下、オレンジっぽいのがデスビです。


イメージ 2

アップでみると、こんな感じ。上に伸びているコードが、それぞれのシリンダーのプラグに
つながっています。
手前の円盤状のものが、怪しいと思われる負圧進角のためのダイアフラムです。


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デスビ本体は、奥まったところにあるネジでクランプを締め付けることで固定されています。


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プラグへのコードのほかに、このごっちゃりしたコードを介して、電源部へとつながっています。


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ちなみにウチのカルマンは、購入したときから永井電子のUTIが付いていました。
なぜか真っ黒に塗られていますが・・・
左下に見える白っぽいのは、バッテリーです。

しかしこの配線、なんとかならんものか・・・


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ごちゃごちゃの配線とプラグコード、本体を留めているクランプを外して、いつものように
自宅へ持ち帰ります。
お~寒っ!


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まずはキャップを外します。
んー汚い。


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キャップの裏側。汚れもさることながら、真ん中にあるカーボンのブラシ?が、思いっきり磨り減って
先端が平らになってしまっています。
簡単に言えば鉛筆の芯の太いもので、電気を通しつつ、回転する部品を押さえるようになっています。
さすがにちょっと減り過ぎですかね。


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こちらが本体です。
んー、これも汚い。
すでに手が真っ黒になっています。


気合を入れて、ばらすか・・・


~つづく~