2月17日カルマンリペア日記

今日は仕事の連絡があるので自宅待機しなければなりません。

ただ家でゴロゴロしていても退屈なので、昨日のワイヤーハーネスカバーの失敗にもめげす、
カルマンをいじることにします。

今日の課題は・・・

一昨年の12月5日に取り付けたリプロのノーズエンブレムがカタカタ鳴るようになり、気になっていました。


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持ってかえってバラしてみると・・・


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片方の足(ネジ)がありません。溶接箇所が取れてしまったようです。
やはりリプロ・・・

なんとか直してみようと思います。


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もう片方は一応付いているものの、少し錆もあってなんとなく不安です。
練習も兼ねて、まずはこちらの補強をしてみることにしました。


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今回チャレンジするのは、これ。
『万能ハンダ』・・・鉄、真鍮、銅など、アルミ以外ならくっつけることが出来るようです。
電子工作のハンダと同じようなものでしょうか。


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ためしに半田ゴテで付けてみましたが・・・半田ゴテが小さいせいか温度があまりあがらず、うまく溶けてくれません。


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そこで、キャンプ用品のガストーチであぶってみます。


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お!結構きれいに溶けてくれました!


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お次は問題の、ネジが取れてしまった方です。
工具箱の隅に転がっていた3mmのネジの頭の部分を落とし・・・


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位置を決めてハンダ付けします。


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・・・何度か失敗しながら、どうにかつけられました!
ネジの長さがかなり違いますが、この際無視します。


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お湯で洗ってフラックスを落としたところ。
あちこち粗相してますが、見えないところですし、ご愛嬌ということで(汗)


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これぐらいハンダが盛ってあればまず取れないんじゃないかと。


・・・と本文ではあっさり終わらせていますが、実はこのハンダ付け、かなり大変でした。
本文でも書いたとおり、半田ゴテだけでは加熱される範囲が小さく、うまく溶けてくれなかったのでトーチを使ったのですが、トーチであぶると火力が強すぎて、取れてなかったほうのネジのハンダが溶け出してしまい、ネジが取れてしまう始末!

結局2本のネジを付けることに・・・

片方を付けて少し冷まし、また取れてしまわないようクリップで固定しておいて反対側をつける・・・
ゆがんでいたらトーチで溶かして付け直す・・・というとても面倒な作業でした。

今回苦心の末に編み出したハンダ付けの方法は、
・接合箇所にフラックスを塗り、取り付け位置を固定する。
・接合箇所付近に半田ごてを当てて、フラックスを溶かす。

ここからが横着なのですが、

・フラックスが溶けたら、そのままハンダを少し付けて仮止めする。
・仮止めしたところから位置をずらながら、接合したい部分にちょっと多めにハンダを盛る。
 この時点ではきれいに溶けていなくてもかまわない。
・トーチであぶってハンダがきれいに溶けて接合箇所になじむまで加熱する。

つまり、作業しやすい半田ごてで適当にハンダを盛っておいて、あとでトーチで溶かして馴染ませる
という方法です。

トーチでは温度が高くなりすぎてハンダがすぐ溶けてしまうので、細かい作業が難しいのですが、この方法ならハンダを先に盛っておくので、ハンダの量を加減しやすいですし、トーチであぶる時もハンダの溶け具合を見ながら加熱することが出来ます。

※ただしド素人の横着ですので、この方法で正しい強度がでるか、などについては判りません。


う~、さむ・・・風邪引いたかな・・・