5月4日カルマンリペア日記

GWの中日、今日は雨が降らずに済みそうです。

そこで先日から準備していたものを取り付け。
カルマンギア・エコロジーハイテク省エネ化計画第3弾です。

実は1ヶ月ほど前にウィンカーバルブをLED化していたのですが、リア側だけをLEDにした時点で消費電力の低下によるハイフラッシャーが起きてしまっていました。

このハイフラッシャーを補正するべく、こんなリレーを作って使用していました。

イメージ 1

リアウィンカーのLED化だけの場合、片側23W→3Wの低電力化だけだったので、このリレーにつけたボリューム抵抗(たしか500kΩだったような)で対応できていたのですが、フロントもLED化すると、さらに片側23W→3Wで、合計40W(?)と大幅に低電力化されるので、この抵抗では制御しきれず、結局ハイフラッシャーが起きてしまっていました。
ハザードにすると、ハイフラどころか点きっぱなし&リレーが「ビー!」と鳴り出す始末

片側40Wの低電力化ですから、ハザードの時は80Wも減ったことになるんでしょうか。
とにかく、相当の省電力化ですから仕方ありません・・・

間違っているかもしれない豆知識
通常のリレーは大雑把に言うとコンデンサに電気が溜まって放電されると電磁石が作動してウィンカーが点灯します。
ウィンカーバルブのワット数を小さくしたりバルブが切れてしまうと、このコンデンサに流れる電流の量が増えてしまい、コンデンサに電気が溜まる時間が短くなります。
そうすると電磁石が通常より短い間隔で動作してしまいますから、ウィンカーの点滅が早くなってしまうわけです。たぶん。

そこで、コンデンサの前に可変抵抗をつけてコンデンサに流れる電流を減らし、点滅速度を遅くしたのが上の写真のリレーです。
可変抵抗にしたのは、どれぐらいの抵抗値が必要かよくわからなかったので、つけた後でも点滅速度を調整できたほうが良いかなと思ったからです。


LEDに抵抗をつければハイフラは起きなくなりますが、提供が電力を消費するので省電力化にはなりません。
そこで今回取り付けたのがこちら。

イメージ 3

KIJIMA製『ICウィンカーリレー』でございます。
元々バイク用に販売されているものですが、同じ3極式ですし、多分使えるでしょう。
※黒線(アース)の端子はリング状だったので、差込式に交換してあります。


間違っているかもしれない豆知識2
コンデンサと電磁石ではなくICで制御する「ICリレー」は抵抗値に関係なく一定感覚でON、OFFを繰り返してくれます。

ただし電磁石の作動音である「カチッ、カチッ」という音が無くなってしまう為、ウィンカーが出ていることに気付きにくい、電球が球切れなどした場合でも一定の速度で動いてしまうので、故障に気付きにくい、というデメリットもあります。たしか。

さて、このICリレーをヘインズの配線図とICリレーのの取説とを見比べながら取り付けます。

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上下逆さですが(汗)リレーの足のところに番号が振ってあります。
これと配線図を見比べ、何番がどこにつながっているか調べます。
ウチのカルマンの場合、31がアース、49aがスイッチ、49が電源のようですね。
これにあわせてICリレーのコネクタを差し込みます。

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こんな感じで取り付けました。


動作チェックをしてみましたが、若干点滅が早いものの、問題なし!(多分ね)
点きっぱなしになってしまうほど低電力になってしまったハザードも、ちゃんと動作します!!

ってことで今回は、

片側につき 23W×2→3W×2


の省電力化です。