機械が凶器か人の狂気か
今朝、電車に揺られながらふと横を見ると、隣のおじさんが読んでいた週刊誌にこんな見出しが。
例のエキスポランドのジェットコースター事故の記事だ。
文面は読んでいないがこの見出しには疑問を持った。
なぜならこの見出しだとあたかもジェットコースターが悪いように受け取れるからだ。
ジェットコースターは人が作った機械である。
自ら意思を持って事故を起こしたとは考えられない。
しかも管理する人間が点検整備を怠っていたことも明らかになっている。
自ら意思を持って事故を起こしたとは考えられない。
しかも管理する人間が点検整備を怠っていたことも明らかになっている。
強いて殺人犯が誰かという話をするなら、管理する人間だ。
包丁は過去幾度も殺人事件に使われているが、包丁のことを「殺人包丁」とは言わないだろう。
自動車事故で裁判にかけられ罪を問われるのは、自動車ではなく運転手だ。
しつこく言えば、核兵器が悪いのではなく、それを使用した人間が悪いのだ。
(そもそも兵器という物は殺人目的で作られてはいるのだが)
自動車事故で裁判にかけられ罪を問われるのは、自動車ではなく運転手だ。
しつこく言えば、核兵器が悪いのではなく、それを使用した人間が悪いのだ。
(そもそも兵器という物は殺人目的で作られてはいるのだが)
責任の所在がわからなくなるような見出しはいかがなものかと思う。