5月20日カルマンリペア日記

『トラブル』と書いて、『いつものこと』と読む


そんなカルマン生活でございます。

初夏と言ってもいいほどの日差しの中、サウナ状態のカルマンの中での作業です。

今回はどこがおかしいのかと言いますと、1週間ほど前からなのですが、
ホーン(クラクション)が鳴らなくなってしまったのです。

実は以前にもホーンが鳴らなくなったことがあり、12月2日カルマンリペア日記①でホーンリレーを交換した後は問題なく鳴っていたのですが、
先週辺りに急に鳴らなくなってしまいました・・・

リレーはまだ新しい訳ですから、今回はホーンボタンが怪しいと思い、早速ホーンボタンの分解開始!!


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真ん中に見えるVWのロゴが入った部分がホーンボタンです。
押すとゴリゴリとなにかこすれるような手ごたえがあります。
・・・やはり怪しい・・・中が錆びているのか?


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マイナスドライバーで軽くこじってやると、すんなりはずれました。
しかし予想に反して中はきれい・・・このいい加減な配線が原因か?


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・・・なんじゃこの接続の仕方は・・・黒が赤に変わってるし!!


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ビニールテープを剥がしてみると、やはりいい加減な処理・・・しかし一応はつながってますね・・・


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ホーンボタンの裏側もきれい・・・ボタンのスプリングが導線を兼ねているようですが、これも
若干錆びていた程度。一応きれいに磨いておきます。

・・・あれ?特に問題なさそうだぞ??


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せっかくなのでパーツをぞれぞれきれいに磨いて、配線も付け直してから元の位置に戻します。
グリスアップもしておいたので、押した時のゴリゴリした感触はなくなりました。
まぁ、それだけでも良しとするか。


ん~・・・原因がボタンでないとすると、途中の配線か???

そう思ってボンネットを開け、配線をたどってみます・・・

と、配線を束ねているチューブから水がポタポタ・・・ ひぃ!!

チューブをたどっていくと、その先には12月に交換したリレー・・・
いやな予感が頭をよぎります。

恐る恐るリレーを見てみると、配線の端子の部分にも若干水滴が!!
端子自体は前に交換したときにグリスアップしておいたので、錆びてはいませんでしたが、
リレーは多分・・・

このホーンリレー、VWの店で買うと千円以上するんですよ!
・・・半年も経たないうちにもう買い替えかよ・・・防水きちんとしておけば良かった・・・

こうなりゃヤケです。
どうせ壊れているんなら、捨てる前に分解してやれ!!

カバー部分の隙間にドライバーを突っ込んで無理やりこじ開けてみると・・・


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ぎゃ!!!
接点周りを中心に、サビサビです!!!

・・・よくみるとすごく簡単な構造。
ホーンボタンを押すと、コイル(黄色っぽい円筒状の部分)に電流が流れて電磁石となり、コイルの横にある接点(サビサビの部分)がくっついて電流が流れ、ホーンが鳴る、というものですな。

・・・まてよ、錆びてない部分はきれいなんだし、構造も簡単。
錆を落としたら直ったりして?!

早速、浸透潤滑スプレーを吹きつけ、ワイヤーブラシでガシガシこすります。
構造が単純だから、ラフに扱っても大丈夫でしょう(多分)


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表面的な錆だけだったようで、結構簡単にきれいになりました!

試しに線をつないでホーンボタンを押してみると・・・プァ!とツインホーンの柔らかい音が!!


・・・というわけで、無事直りました!!




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ホーンリレーはフロントノーズから少し離れた、本来車載ジャッキが収まるところへ移動。
さらに、前回交換したときに、横向きにぶら下げるような感じで取り付けていたのも水が入った
原因ではないかと思い、縦に付くよう、タイラップで固定。仕上がりはイマイチですが、
前よりはマシじゃないかと思います。


・・・直ってよかった~・・・