ウチのエンジン

先日から燃費の話で盛り上がっていますが、どうもウチのカルマンは燃費が良いようなので、
その原因の一つと思われる、オーバーホールしたてのエンジンについて書いてみます。

まず、オーバーホールの記事でも書きましたが、車検証には1600ccと書かれているにも関わらず、
実際には1300ccにされていました。


デュアルポートでストロークが69mm、ボアのみが77mmです。

そこでまずは
シリンダー、ピストンの交換で、1300(1285)cc→1641ccに。
ボアが87mmになったことに伴い、シリンダーヘッドを拡大。

ただし、1300ccのヘッドを使用していますので、燃焼室が若干小さく、結果として
圧縮比が少し上がりました。

計算してもらったところ、
ノーマルの1600ccエンジンの圧縮比=7.5:1 に対し、8.2:1
まで上がっているようです。


さらに、オーバーホールで一般的な、ベアリングやシール類の交換以外に、以下のような加工もしてもらいました。

・クランクシャフト+フライホイール ダイナミックバランス ※1
・コンロッド ウェイトバランス ※2
・ピストン ウェイトバランス ※2

※1 ダイナミックバランス:クランクシャフトやフライホイールなどを、回転させながら重量のバランスを取り、回転に偏りが無くスムーズに回るようにする加工。

※2 ウェイトバランス:コンロッド、ピストンをそれぞれ4つのうち一番軽いものを基準に、1/100g単位で重さをそろえる加工。

あとはクランクケースの微妙なゆがみを取るためのサーフェイス研磨やバルブシートカットなどです。

取り付けたパーツと言えば、カートリッジ式のオイルフィルターが取り付けられる、メキシコビートルなどに標準装備されているオイルポンプぐらいのもので、キャブは34pict3、マフラーもノーマル、エアコン無し、カーステレオ、ナビなども無し(標準装備のラジオのみ)です。



やはりクランク周りのバランス取りが燃費に影響してるのでしょうか。

同時にミッションもオーバーホールしてもらいましたので、ミッションの転がり抵抗などのパワーロスも少なくなっているのではないかと思われます。